昨日まではちゃんと話してくれていたのに、次の日からは少しずつなんだかよそよそしい態度を取られてしまい、避けられているような錯覚を覚えてしまう、そんな経験をしたことはないでしょうか。
相手は既婚男性ですので、奥さんもいるので自分なんて目に入らないだろうと思っていたところに、この対応なのだとしたら奥さんがもしかすると嫉妬深いのかな、と邪推してしまう人もいます。
けれど、その避ける既婚男性の中には既婚者なのに好意を別の女性に抱いてしまったからこそ、気持ちを押し殺すためにどうにか避けているという人もいるのです。
そうした好きだからこそ避ける「好き避け」について、この記事では紹介していきます。
どうしてそんなにも避けてしまうのか、その心理や対応の仕方に関して学んでいきましょう。
相手女性の事が好きなのに避けてしまう既婚男性の切ない心理
既婚者なのに、と幻滅されたくない
相手の女性が好きだという気持ちは、既婚者であってもふと芽生えてくるもので、奥さん以外に自分が良いなと思う何かしらの特徴を持ち合わせている異性に対しては、余計にそう思うものです。
けれど、自分が既婚者であるという立場からその好意が他の人に知られてしまうとどうすればいいのか分からず、幻滅されたくないという気持ちから動く人も多くいます。
その行動の一つが好き避けです。
他の人にはもちろんのこと、相手の女性にも自分が既婚者なのに他の異性に現を抜かすような不義理な相手だと思ってほしくないからこそ、避けてしまいます。
好きな人と話すと、好意が止められなくなってしまうような感覚を覚える人も多く、どうしても抑えきれない状態の人も出てきますので、そうした感情の発露からの好意のバレを抑えるためにも避けてしまう人もいるのです。
既婚者でありながらも他の人を好きになってしまう、というのは別段珍しいわけではありません。
むしろ、奥さんと不仲であったり倦怠期であったりすると、別の女性がとても新鮮に見えてしまい、接する機会も多ければ余計に好きになってしまうなんていうケースはたくさんあるものです。
けれど、たとえ自身を取り巻く家庭環境がどのようなものであったとしても、不倫関係に発展してしまいかねないその恋愛感情をどうにか抑えなければと既婚男性は思ってしまいます。
その結果、自分をきちんとコントロールして、他の人に好意を悟られて「既婚者でしょ?」と呆れた目線で見られないように、仕事などでもきちんと評価されている自分でいられるようにするために避けてしまうのです。
最初のうちは少し距離を取るような感じはせず、話はするけれどすぐに切り上げるような感じで離れていくことが多いでしょうが、嫌われるようなことをした記憶がない、何かしら周りからその男性に対してしないほうがいいという注意を受けた記憶がないのなら、好意を抱いているから離れていこうとしている可能性はあります。
周囲にバレたくない
好き避けをする既婚男性の多くは、その恋愛感情を他の人にバレたくないと思っています。
当然ではありますが、その好意は本来妻に対してのみ向けられるものであり、離婚などをした後に出会うのであればまだしも、離婚もしておらず、まだ妻に対して情があるような状態で他の女性に好意を抱いてしまった場合、彼に残されるのは焦りです。
他の人にバレてしまうと自分の信用問題にかかわる、仕事上において他の人たちからの視線が色々と変わってしまう、そんな恐怖と焦りに襲われて正常な判断を保てなくなってしまうケースも多くあります。
そんな男性たちだからこそ、好き避けをしてしまうのです。
とにかく彼女に近寄らず、好意がバレるような状況を作らなければいいと思うため、好意を抱いてしまった女性から距離を取り、自分の抱いている気持ちが周囲にばれない様に徹底しようとします。
他の人たちに絶対にバレたくない、ばれないようにしなければいけない、そんな脅迫概念に襲われることもあるでしょう。
好きな気持ちをどうにかしなければならないという焦り、ばれてしまった後の怖さ、妻や周りの人たちとの確執、トラブルに関しても想像を働かせた結果、好きだけれどどうしても避けなければならない、好き避けの状態に陥ってしまう人もいます。
仕事にプライベートを持ち込まないようにしている
好きだけれど避けてしまう既婚男性の中には、プライベートな気持ちである他の女性への好意が仕事上に出てくることが嫌だからこそ避けてしまう人もいます。
公私混同が好きではなく、基本的に真面目で仕事に集中したいという男性に多い好き避けで、仕事の時は仕事にのみ集中したいからこそ避けるのです。
仕事上であっても接しなければならないとき、彼女を他の人たちよりも甘やかしてしまったり、とても他の同僚たちと同列に扱うことができないからこそ、彼は避けて仕事にのみ集中できる環境を作ります。
彼女に対して好意がにじみ出るような行動を取るのはプライベート、仕事終わりに飲みに誘ったり、食事に行ったりしたときだけ。
その際もあまり好意が露骨に出ないようにかなり気を付けてエスコートしているはずです。
真面目で仕事を頑張らなければならない、もっと仕事でよい評価を得たいという男性独自の心理ももちろんあるでしょうが、好意を抱いた妻以外の女性がいるのであれば、そのあたりも加味して避けておいた方が良いだろうと彼は答えを出しているからこそ、好き避けをしているのでしょう。
既婚男性が見せる好き避けのサインや特徴的な行動
他の人の前では一段と冷たい
既婚男性が好き避けを行う際、実は特徴的なサインや行動が伴ったものになるケースが非常に多いです。
嫌いで避けている場合と同じような行動じゃないのか、と思ってしまう女性もいますが、好き避けは全く違う行動の場合も多いので、そのあたりを判断基準にして好き避けか、嫌いで避けているのかを見極めてみるのも良いでしょう。
既婚男性の好き避けの特徴的な行動やサインの一つが、他の人の前では一段と冷たくなるというもの。
いつも避けられ気味でちょっとそっけない態度の彼が、他の人の目がある場では一段と冷たくなって避けるような行動になる場合、好き避けの可能性があります。
この行動をしてしまう理由としては、他の人の目が非常に気になっているからというものがオーソドックスでしょう。
もともと好意を悟られないようにするために冷たく接するようにしていたのですが、当人はともかく他の人から見てみると「あ、あいつあの子のことが好きなんだな」とわかってしまうようなケースもあるものです。
だからこそ、他の人の前で好意を絶対に見せないようにするために非常に冷たくなります。
誰にもこの好意を知られてはならない、他の人にバレたら一巻の終わり。
そんな気持ちで日々を過ごしていると言っても過言ではありません。
もちろん、仲の良い友人、心を許せるような人がいるのであれば「○○さんかわいいよね」というような軽口をたたくことくらいはできるはずですが、そんな軽口すら通り越してしまっているような状態であれば、もう自分でもどうコントロールしたらいいのか分からないという男性も多いです。
そのため、なるべく他の人たちに気付かれないようにするためにあえて彼女に対して冷たい態度を取ったり、そっけなく接したりして自分がまかり間違っても好意を持っているような素振りを見せないように徹底します。
自身が奥さんと離婚なりなんなりした後に少しずつ好意を表していけるような環境であれば、そっけなさや冷たさは軽減していくでしょうが、それが許されないからこそ彼はずっと冷たい態度を取り続けるのです。
仕事上などで話しをしなければならないときには対応してくれるものの、そのほかの場面ではそっけない、他の人がいるところだと余計に冷たく感じてしまうのなら好きだけれど避けなければならない男性の可能性はあります。
目線が合わない
好きなのに女性を避けようとする男性の中には、避けるという行動の中に分かりやすく目線をそらして決して合わせないという人も多いです。
目は口程に物を言うということわざの通り、男性は目の動きや視線一つによって好意がバレてしまうことが怖いため、目線をそらして自分の気持ちを絶対に外に出さないようにしています。
そのため、好きだからこそ避けているという人の中には意図的に視線をそらして目が合わないようにしていることも珍しくはありません。
女性の方がどれだけ目を合わせて話してほしいと言ったとしても、男性は自分の気持ちをきちんと隠せるような自信や、他の人にバレないという確信が無ければ目を合わせることもしないでしょう。
目を合わせてもらえない側からすれば、自分がひどく嫌われているのではないか、何か気に障ることでもしただろうか、と不安になってしまうような場合が多い好き避けではあるので、男性がどうして目を合わせてくれないのか、その理由が分からない場合はひどく拗れた状態に陥ることも多いです。
女性の方が「自分は嫌われているからあまり話しかけないほうがいい」と思い込んで勝手に距離を取ってしまう行動に出ることもあれば、あまりにもそっけない態度に周りが要らない気をまわして余計なお世話状態になってしまうこともあるでしょう。
視線を合わせないという行動はやりやすいこともあって、とにかく避けなければならないと思ってしまった男性が初期に取る行動でもあります。
いきなり大げさに距離を取ったり、そっけない態度を取るのはどうしても気が引けてしまうという男性もいますので、まずは軽いジャブで距離を取りやすいようになるために視線を合わせず、目を合わせずに会話をするところから始めるケースもあるのです。
最初は目が合わないのは気のせいだろうと思ってももらえるので、最初から距離を取ろうとしてぎくしゃくするよりもずっと自然に距離を取っていけることも男性にとって都合がよく、とにかく距離を取っていきたいけれど仕事上の問題もあって、唐突に距離を突き放して困ってしまうよりかは、自然に距離を取っていきたいという人に良く使われています。
帰る時間は重なりやすい
一緒に仕事をしていても男性はそっけない態度であまり好かれていないのではないかと思ってしまう時、その既婚男性と帰宅する時間が重なっているかどうかをチェックしてみると好き避けであるかどうかが分かります。
既婚男性は自分が彼女と一緒にいることで好意がバレてしまうのではないかとかなり緊張している状態であることも多く、どうしてもそばにいるとボロが出てしまう可能性があると判断してそっけない態度を取っているケースもあるのです。
そのため、仕事においては最低限の付き合いだけに留めて他の人に好意がバレないように努めています。
しかし、そんな既婚男性もやっぱり好きな人と同じ時間を共有したいという気持ちは確かにあるのです。
そうした男性たちはなるべく気になっている女性と帰宅時間や残業する日を合わせるようにしています。
話すことはあまりない、接することも最低限、けれども確かに彼女と共有できるものがあるのであれば、それを確かに共有しておきたいと思うのです。
なので、たとえそっけなく、冷たい態度を取られていたとしても残業の日や帰る時間が被っていることが多いのであれば、それは彼がどうにか気になっている女性、好意を抱いている女性と同じ時間を過ごしたいというサインでもあるでしょう。
なぜか自分だけ避けられている、冷たくされている、けれど残業などは良く被るということで疑問を抱いている女性の場合、男性側が好き避けしているのかもしれませんね。
嫌いで避けている場合に既婚男性が見せる女性への態度
相談事なども即座に切り上げようとする
好き避けをしている既婚男性には相応の特徴的なサインや行動があることはわかりましたが、実はそれと混同してしまいがちなのが本当に女性のことが嫌いで避けている男性の行動やサインです。
好き避けの行動やサインに関してしっかりと知っているわけではなく、相手がそっけない、冷たい態度で接してくるというような部分だけで「あの人は私のことが好きなんだ」と勘違いをしていると、本当は嫌いで避けているということが分かったときには強くショックを受けてしまいますし、何より相手の方から我慢ならず怒られてしまうなんてこともあるかもしれません。
そんな嫌いで避けている場合の女性への対応というものを知っておかなければ、きちんと好き避けであるかどうかの判断がつかないのです。
好き避けではない、女性のことが嫌いで避けているという男性の行動の一つとしては相談事や話を即座に切り上げようとするというものがあります。
避けていたとしても好意を抱いているのであれば、多少冷たい言葉になったとしてもきちんと話を聞いて、相談事に乗ってあげようという気持ちがわかる対応を取ってくれるものです。
人によっては他の人の目がないというのもあれば、冷たい態度やそっけない態度が嘘のように親身な対応をしてくれることもあるでしょう。
けれど、嫌いで避けている男性はそのような対応をしてくれません。
嫌いな人間の相談事を乗ることはないですし、話しているのも嫌だという気持ちの方が強くなっていくのが自然なように、なるべく話したくないから切り上げてしまいたいと思って会話を終わらせるのは至極当然です。
あなたも嫌いな人や嫌だなと思う人に話しかけられると「げ、話しかけられた」「話長いし、適当に返事して終わらせよう」と思ってしまうことはあるはず。
既婚男性の方も同じように考えています。
話したくない人との会話はさっさと打ち切ってしまった方が心理的にも楽ですし、他の人のところに行ってもらった方が男性としても安心して業務ややらなければならないことに集中できますので、むしろ早くどこかに行ってくれというような態度で話をばっさりと切り上げてしまうのです。
嫌っているからこそ、嫌いな人との会話が続いて気分を害したくない男性の行動でもあります。
他の異性と話していても全く反応がない
既婚男性の中でも、妻以外の女性に好意を抱いている人は多少態度が冷たくなったとしても、相応の感情を抱いたままなので、気になる女性が他の男性と話していると「その人とはどんな関係なんだろう」「どれくらい仲がいいんだろう」と気になってしまいます。
そのため、多少好意を抱いている状態で好き避けをしているのであれば、他の異性と話しているときにちらちらと横目で反応や仲の良さを見極めようとするかのように視線をよこしてくる男性は多いです。
けれど、好きではない、嫌いだからこそ避けている男性の多くは他の男性と話していようと全く関係がありません。
視線を向けることもなく、気にすることなく普通に仕事ややるべきことに集中して手を動かし続けるでしょう。
これは嫌いだからこそ、女性が誰と仲良くしていようが全く関係ないというスタンスが強く表れている証明です。
自分に関わらないのであれば全く問題ない、むしろ自分に相談事を持ちかけるようなことが減るのであれば、他の男の元に行って仲良くしていてほしいとすら考えているはず。
全く反応を示さないだけで、普通に話しかけて反応してくれるようであれば脈無しの男性なので、女性側が好意を抱きつつあったとしても無駄に終わってしまうでしょう。
更にそこに明確に避けているという実感のある行動を取られているのであれば、嫌いだから避けていると判断しても良いです。
あなたは仲良くしたくて絡みに行っている、話しかけているのだとしても男性の方はそんな話しかけてくるような絡み事態がすでに苦痛だと思っている可能性もあり、嫌われている原因に思い当たることが無かったとしても男性にとっては話しかけてほしくない存在であると扱われていると言っても良いでしょう。
好意があるのであればきちんと反応を示すもので、それがどれだけ冷たい態度を取って好意をひた隠しにしている既婚男性であったとしても、気になる女性に手を伸ばす他の男性に苛立って行動を起こそうかと悩むのは共通しています。
ちらちらと視線をよこす以外にも、他の男性との会話に乱入して切り上げるような行動を起こす人もいますので、好き避けにない話を切り上げるような行動に出たのであれば、嫌われていると判断して良いです。
話をしようとしても体をきちんと向けない
既婚男性の中でも、嫌いで女性を避けているという時に取る行動のなかでも、自然とやっていることが多いのが、話しかけた際に体をきちんと話しかけた人に向けずに話を続けるか否かです。
話をするとき、その人の話をちゃんと聞こうと思ったのであれば体をその人に対して真正面になるように動かします。
顔だけではなく体を向けることによって、ちゃんと相手の話を聞いているというポーズを取るのと同時に、相手の挙動や反応でショックを受けている、喜んでいるといった感情の機敏もある程度察知しようと考えているからです。
けれど、好きでもない相手、それも嫌いな相手に話しかけられたときにはそんな対応を取ることはなく、顔だけその人の方むけて体は向き直さないような状態で話を続けさせようとします。
この顔だけその方向へ向け、体は全く動かさないという行動はいわゆる嫌な物から男性が逃げようとしている暗喩でもあるのです。
追いかけてくる嫌な物からいつでも即座に逃げられるように、体だけでも逃げる準備をしておくというのがこの行動における男性の本音でしょう。
他の人でもいい相談事なのに、どうして自分の元に持ってくるのか分からないというような状態でもあるので、下手にあれこれ話をしたりせずに距離を取り始めるようになります。
嫌いだからこそ、好きな相手と明確に嫌な相手が全く違い、嫌いだと判断したのであればとにかく話しかけないでほしい、話しかけたとしても簡単に終わる話題にしてほしいと。
そもそも嫌いであると明確に理解できているのであれば、相手に対して話をすること自体ひどいトラウマになります。
男性があなたを好きな感情に素直になってくれる接し方
他の人の目がないところで少しずつ会話を増やす
好き避けをしている既婚男性はどうしても女性に対して冷たい態度を取ってしまいがちですが、その好きだという感情を胸の内にしまい続けてストレスを感じてしまうよりは、素直に「好きだなあ」と思って接してくれている方が両者ともに気が楽になります。
特に女性は男性の態度があまりにも冷たく、厳しいものになると仕事で理不尽だと感じるほどに冷たく厳しく叱責されて、ショックを受けながら暗い気分で仕事をしなければならなくなりますので、それなら女性側が異性として見ることができなくても好意を隠さないでいてくれた方がずっと良いと考えるでしょう。
そんな男性に好きな感情を素直に持ってくれるようにするためには、まず他の人の目がないところで少しずつ会話を増やしていくのが一つの方法です。
他の人の目があるところでは男性も簡単には素直な気持ちで好意を抱くというのはかなり難しい問題ですし、何よりも余計に冷たい態度を取られてしまいかねないので、絶対に他の人がいる場所では頻繁に話しかけるというのはやめておいた方が良いでしょう。
逆に他の人の目がないところ、二人だけで残業をしているときや、帰る時間帯が一緒になった時などに軽く会話をするようにして見るのがおすすめです。
他の人がいないというだけでも、男性は多少気が緩んで話しかけやすい状況になります。
バレてはならないと思っている周囲の人間がいなくなり、好意を抱いている女性本人だけになると、普通に仕事をしている時間帯とは全く違う反応を示してくれるはずです。
バレてはいけないと思いつつも、二人きりだから大丈夫じゃないかと思ってくれるようになれば優しく話しかけてくれるようになるでしょうし、人によってはちょっとしたじゃれ合いのような話をしてくれるようにまで発展できるかもしれません。
そんな素直な気持ちで接してくれるようになる可能性が高くなるのが、他の人がいない時なので、まずは他の人がいない、他の人の目がない時にこっそりと話しかけてみてください。
なるべく仕事に関する話のみに限定しておく
既婚者の男性から好き避けをされているのであれば、会話の内容に関しても少し注意しておくと良いでしょう。
男性の中には話しかけられても、その内容がプライベートなものだったりすると例えそれが他の人の目がないところであったとしても返答に困ってしまうような場合があります。
特にそれほどまだ素直に好意的な態度を出すことができない段階の既婚男性であればなおのこと、プライベートなことにきちんと返答することが下手をすれば好意の露見につながってしまうのではないかと身構え、相談に乗ることも会話に参加しようともしなくなるのです。
そのため、最初のうちはなるべく男性が気負わずに返答できる仕事に関する話のみに限定しておくのが良いでしょう。
仕事においての会話であれば好き避けをしている男性でもきちんと答えを返してあげなきゃ、という気持ちにさせられます。
また、自分でもそうしたプライベートな感情を出さずに返事ができる話題であると安心感を抱けるのもあって、それまでの冷たい態度やそっけない雰囲気が和らいでくれることも多いです。
話しかけやすい雰囲気に変化するのもあって、少しずつ優しい人なのかもしれないと思えるようになるでしょう。
男性の方も仕事のことばかり話しかけてくる女性ともなれば、それほど気負うことなく、話しかけられたときは仕事のことを相談に乗ったり、教えたりすればいいだけだと思うことができるようになります。
話しかけられてうれしいのはもちろんですが、冷たい態度やそっけなく話を早く終わらせたいと思うことも少なくなるので、徐々にではあるものの仕事の相談の際に雑談が混ざってくるかもしれませんね。
挨拶などは欠かさずに行う
既婚者男性から好き避けされているかもしれないけれど、冷たい態度でもう関わらないほうがいいのかもしれないと最初のうちは思うかもしれません。
でも、相手の男性と素直な状態で接するようになりたい、好意を素直に持ってもらいたいと思うのであれば、ちょっとしたことであっても話しかける機会を作らなければならないのです。
けれど、そう簡単に話しかけられはしません。
話しかけたとしても冷たい態度で「何?」「ごめん、後にしてくれるかな?」と削げなく終わってしまうことも考えられますので、素直になってほしいと思い至った後、いきなりがっつり話そうというのは少し待った方がいいでしょう。
こうしたときに活躍するのは挨拶です。
おはようございます、お疲れ様です、お先に失礼します、ありがとうございます。
そんなちょっとした挨拶やお礼の言葉を相手にこまめに伝えるようにするだけでも、相手は自分のことを女性が気にしてくれているという実感が湧くのです。
邪険にしているような態度を取っていても挨拶をちゃんとしてくれて、お礼だって言ってくれているとなれば、どうにか態度を改善した方がいいかな、と思うようになるには十分でしょう。
また、挨拶であれば誰にだって行うものですし、お礼だって何かしてもらって助かったと思ったのならきちんと伝えるものです。
誰にでも行うものであり、伝えるものでもありますから、既婚男性に他の人たちからの余計な疑いの視線や、勘繰りをさせるようなきっかけを与えることもありません。
安心して少しずつ歩み寄ってもらうためにもまずは挨拶やお礼の言葉は欠かさずに、ちょっとしたことで伝えてみると相手も少しずつ気を許してくれるようになるでしょう。
けれど、あまりしつこすぎるのは厳禁です。
相手の方が何で自分にこんなにもあいさつやお礼を言ってくるのか、と疑ってしまう可能性がありますので、挨拶はそれぞれ適切だと思った時、お礼は本当に助かったと思った時や伝えたいと思った時のみに限定してくださいね。
自分は特に好きではない既婚男性に好き避けをやめてほしい時の対処法
避けるのをやめてほしいときちんと伝える
好き避けをしてくる既婚者の男性がいるとしても、その男性に対して好意を女性が抱くかどうかはまた別の話。
既婚男性のみが好意を抱いていて、女性の方は奥さんがいるというのもあってもはやそういうベクトルで見られないということも多く、つらく当たられる理由が分からない以上やめてほしいと思うことの方が多いです。
そうした好き避けが嫌でやめてほしいと思った時、取るべき対処法の一つがきちんと相手に避けるのをやめてほしいと伝えること。
避けているという自覚がある以上、男性の方も女性側からそうした苦情が来ると対応せざるを得ません。
更に、その避けるという行動によって女性が心理的に追い込まれるような状況にあったり、ひどく傷ついたりしていたのであればなおさらどうにかしなければ仕事などにも差し支えるようになることは明白です。
きちんと伝えて避けるのをやめてもらうというのが正攻法かつ相手もきちんと事態を把握して態度を徐々に軟化させていくことができる方法でもあります。
ただ、それまでの対応があまりにも冷たいものであった場合、一気に態度を柔らかくすると他の同僚たちや上司などからそれまでの態度に対して疑いの目が向けられる可能性がありますので、少しずつ直していかせてほしいと伝えてくる男性もいるので、その点はある程度寛容に受け止めてあげてください。
異性として見られないので同僚として接してほしいという
好き避けを止めてもらう場合、率直に避けるのをやめてほしいと伝えるのはオーソドックスなのではありますが、その言葉だけでは実は一部の男性は勘違いを引き起こす可能性があります。
避けるのをやめてほしいと伝えてきたのが気になっている女性あることもあり、そうした勘違いをしてしまう男性の多くは「自分が好きで避けているのを知っていてやめてほしいと言っている」という考えに至ってしまい、イコールで女性も自身を好いているという答えを出してしまうケースもあるのです。
そのため、下手に避けるのをやめてほしいと伝えるだけではダメな男性もいることを念頭に置いておかなければなりません。
性格的にあっさりとしている人であれば、避けるのをやめてほしいと伝えてきた際に、女性側がその態度にどういう気持ちでいるのかなどを知ることによって、脈の有無を判断しつつも諦めてしまうのですが、かなり面倒な性格の人の場合は「異性として見られない」というはっきりとした意見が必要です。
避けるのをやめてほしいと伝えた後に、どういう気持ちで避けているのかはわかりませんが、今後はちゃんと同僚として接してください、というような言葉などで異性として意識していないのをちゃんと伝えましょう。
あまり関わらないようにする
ちゃんと伝えたほうがいいというのはわかるのですが、女性の中には既婚男性が好き避けの際に取ってしまう態度に委縮してしまい、話すことが怖い、厳しいと感じてしまうことも良くあります。
既婚男性独特のまさに頼れる男という人が冷たい雰囲気を醸し出して厳しく叱責してくるような状態ですので、苦手意識が染みついてしまっていても仕方がないのです。
やめてほしいけれど相手に伝えるのもどうしても難しい、そんなときにはもう関わらないようにしておくのが一番でしょう。
仕事において最低限の接触で済ませられるように、好き避けをしてくる男性に対しての伝言などはメモで済ませたり、口頭でやらなければならない場合は同じ仕事に関わっている男性と仲の良い同僚に頼んだりして話さない、接触しない状態を作り上げます。
多少なりとも好意を抱いているのであれば、ある程度接触できる機会はおのずと作られるのですが、女性側からそのチャンスを悉く潰していってしまうので好き避けをしていた既婚男性はもうチャンスすらないとあきらめることになるのです。
もう自分に脈はないんだ、と態度で示されたようなものなので関わらないことによって勝手に相手が諦めてくれるようになります。
好き避けには特徴的なサインや行動がある!ただ、それが本当に好き避けなのかは確認すること
既婚男性が妻以外の女性に対して好意を抱いてしまうというのは意外と良く聞く話で、お酒の席や同じ仕事に携わった時、ちょっとした知らなかった一面を知ってしまった時、そんな何でもないようなことがきっかけで好意を抱いてしまいます。
もちろん、男性側の家庭環境や夫婦関係も大きくかかわってくることが多く、奥さんとは倦怠期であったり、子供のことに掛かり切りで自身をないがしろにされて寂しい気持ちが強くなってしまったりしたのであれば、より強い好意を抱きやすい心理状況といえるでしょう。
しかし、たとえ好意を抱いてしまったとしても既婚者である事実は消えませんので、それを隠しておかなければ既婚者としての体裁にも関わりますし、仕事や人間関係においての評価にもかかわることもありますので、どうにか隠しておかなければならないと思うのです。
その結果、冷たい態度を取って自分がその女性に対して思いを寄せているなんてことを他の人たちに決して思わせないようにする自衛手段に出ます。
好きだけれど避けることによって、自分の気持ちに折り合いを付けながらも立場を守ろうとしているのです。
それをよく理解して、自分が避けられていると分かった時、好き避けなのかの判断はもちろんですが、不倫恋愛につながりかねない好意にどう対応するのかよく考えましょう。