婚外恋愛は不倫と同一視されることがありますが、実は少しだけ違った恋愛方式であるということを知っていますか?
実態としては不倫とあまり違わないとしても、既婚者同士だからこそある恋愛のルールのほか、メリットやデメリットも様々で不倫とは全く違う恋模様になることは多々あります。
そんな婚外恋愛にあるもの、そして不倫にはないものとはいったい何なのか、この記事では詳しく調べてまとめていきますので、不倫と婚外恋愛の違いについて調べておきたい人は要チェックです。
また、婚外恋愛を長く続かせるための方法、逆に綺麗に終わらせるための終わり方についてもまとめていますので、相手との恋を長く続かせたい人、そろそろ終わらせるためなるべく綺麗な終わり方をしたいという人も必見ですよ。
婚外恋愛と不倫の違いや婚外恋愛だけにあるものとは
既婚者同士の恋愛に限る
婚外恋愛と不倫の違いというものはいくつかありますが、そのうちの一つが既婚者同士の恋愛であるということがあげられます。
不倫というと既婚者同士のW不倫や既婚者と独身者の不倫も含まれますが、婚外恋愛というのは基本的に既婚者同士が結婚とは別の恋愛をしていることを表しますので、既婚者同士であるということが婚外恋愛の条件ともいえるのです。
既婚者同士の関係であればW不倫そのものではないか、と思われることも多いのですが婚外恋愛は体の関係も含めて非常に深い仲の男女のことでもあるので、体の関係のみであったり、互いに深い仲であると認識していなかったりするケースもあるW不倫とも決定的な違いがあると言えます。
この婚外恋愛という言葉は不倫という言葉で表すことに罪悪感があるカップルや不倫関係ではなく恋愛関係にあるということを前面に出したいカップルが使用しているケースもありますが、そのどちらもが相手と確かな関係を築いているのです。
婚外恋愛と表すカップルがいるのであれば、既婚者同士のいけない関係ではあっても、体の関係だけであったり、割り切った関係だったりせずに二人とも深い仲であると認めているカップルになります。
お互いに家庭があることを念頭に置き、それを決して侵さない、邪魔しないことを徹底したうえでの親密な関係であることも相まって、二人ともが離婚などに持ち込むなどの直接的な行動を取らないというのもポイントです。
互いが互いの大事なものを分かっていて、それを優先する行動を許しているからこその親密さや深い仲であるとも言えます。
体の関係というものがない
不倫と婚外恋愛の違いの中には、非常にプラトニックな関係であるかどうかというものも含まれます。
体の関係のみの不倫関係があるため、それとは全く違うことを前面に押し出して自分たちの関係が純粋な恋愛であるということをカップルたちが違いとしてあげているためです。
実際、婚外恋愛をしている既婚者カップルには体の関係を持っている人の方が少なく、二人でいられる少ない時間を楽しむ、デートや食事を楽しみ、連絡のやり取りをしているだけで体の関係を全く持っていない二人のことを指すケースは非常に多くなります。
友達以上恋人未満、誰も裏切っておらず内心はともかくとして互いに友達以上ではあるが確定的な行為には及んでいない二人であることが多いため、二人がお互いへ向ける恋心を楽しんでいる関係ともいえるでしょう。
体の関係を結んでしまうと配偶者を二人して裏切ってしまい、プラトニックなものにはならなくなってしまいます。
また、体の関係を築くことで二人して恋ではなく別の気持ちが生まれてしまうことも珍しくはないので、下手をするとどちらかが本気で再婚も視野に入れて動き始めてしまい、婚外恋愛の趣旨から外れてしまうことだってあるのです。
勝手に相手が動き始めてしまうと、その動きに引きつられるように自身との関係がばれてしまうので、二つの家庭が一気に崩壊してしまいます。
お互いに大切なものが分かっていて、なおかつそれを優先することを許容できるプラトニックさがなくなることからも、体の関係を持っている二人を不倫関係と呼び、プラトニックで体の関係のない二人を婚外恋愛と既婚者たちは呼ぶのです。
必ずどちらも恋愛感情を持っている
婚外恋愛と不倫の違いとしては、やはり恋愛感情を持っているかどうかもあげられます。
不倫の場合は互いに本気のカップルもいれば、本気ではなく割り切った関係である二人、片方は遊びのつもりで交際しており、もう片方は本気で相手のことを好いている二人など、非常に複雑な人間関係をしていることも珍しくなく、恋愛感情など全くないようなカップルも多いです。
しかし、婚外恋愛は「恋愛」という言葉がついている通り、二人ともがきちんと好意や恋愛感情を持っており、相手に対して本気で恋をしている人が多いのが特徴になります。
どちらともが恋をしているからこそ、相手のことを考えて行動する、相手の大切なものを尊重するという動きや考えができるので決して表に出すことは無くても、相手からの動きや言葉でその愛情を確認できるほどには好意を持っていると言っても良いでしょう。
不倫という言葉で片付けられたくないほどの本気の恋、本気の愛を持ち合わせている二人だからこそ「婚外恋愛」という不倫という言葉を使わない表現方法で関係を表します。
誰かにバレたとき、「不倫している」と言われると悔しい気持ちになると考えた時、相手も同じような気持ちを抱いてくれるのであれば二人で恋をしていた、恋を楽しんでいたとたとえ言えなくても自身では思っていたいもの。
婚外恋愛という言葉で、お互いの恋愛感情を認めたいと思っている二人だからこその言葉でもあるでしょう。
婚外恋愛が既婚女性にもたらすメリット
夫婦関係ではできない会話や思いやりのある会話ができる
婚外恋愛においてのメリットはいくつかありますが、そのうちの一つが夫婦関係ではできない会話ができるというものがあります。
夫婦関係においての会話は信頼関係がある分、容赦のない本音が飛び交うことがあるときもあれば、逆に夫婦になったものの相手が察してほしい、放っておいてほしいなどの会話ができないこともあるものです。
夫婦ではなかったころには互いに心配をしたり、思いやりのある会話をしたりして相談や悩みを打ち明けて深く相手のことを知ろうとすることだってありました。
しかし夫婦になったとたん、相手を思いやる言葉や行動は減り、相談しようにも仕事に忙しい夫からは後にしてほしいと投げやりな返答が返ってくるだけで解決することだってほとんどないというケースも珍しくなくなります。
本音で話せるのは良いものの、思いやりや相手を心配する言葉を交えた会話や相談に乗ってほしいと思うのは、忙しいと分かっていても抱いて仕方のない思いです。
そんな時に婚外恋愛の相手がいると、思っていた通りの会話ができるだけでなく同じように家庭があり、相談しやすい相手ができるので自分がしたいと思っていた言葉や思いやりのある会話を楽しむだけでなく、夫に相談しようとしてもできなかったことを打ち明けられるようにもなり、心の重荷がなくなります。
また、逆に相談されたときには相手のために動くことができる、アドバイスができるという好きな人のために何かができるうれしさがあり、恋心と相まって楽しいおしゃべりや夫との会話では得られなかった気持ちを抱くこともできるでしょう。
夫がだめでも相談できる、自分が大変な時に思いやってもらえるということを含めても、非常に大きなメリットを得ることができるのが既婚女性の婚外恋愛になります。
夫との会話ややり取りに思いやりがなく、つらい気持ちが湧いてくることがある人、夫に相談したいのになかなか相談できないばかりか、家庭のことだから信頼できる人にしか口を開きたくない、そんなときの強い味方を得ることができるのです。
罪悪感から家族に対して優しくなる
婚外恋愛を始めると、優しい恋心を抱いて穏やかな会話や時間を楽しめる相手ができるので、とても楽しい時間を過ごすことができるようになりますが、自分が既婚者であるということも相まってひどい罪悪感に苛まれてしまうことが多くなります。
好きだけれど、この人と一緒になることはできないという悔しさや悲しさと同じくらいにいまだ愛情を抱いている夫や子供を裏切っているという罪悪感は強く残るものです。
いつも通り、明るく楽しく家で過ごすことがあってもその楽しそうな夫や子供に内緒で別に好きな人がいるというだけでもかなり強い裏切ったという思いが抱かれてしまい、相手と会うことを止めてしまおうかと思ってしまうことだってあるでしょう。
しかし、会うことが止められない、自分にはあの人と話す時間が必要だと思ってしまうせいで会うのをなかなかやめられず、結果として家族に優しく接するようになることでその罪悪感を薄めようとします。
けれど、優しく接することが増えていくとそれだけ家族も優しさを返そうと行動してくれるのです。
夫は優しく接するようになったことを変に思うかもしれませんが、それほど気にしない人であれば花やケーキを買って帰ったり、家事を代わろうと休みの日に行動的になったりすることも多くなります。
それまでは夫に対して優しく接しようと思っていてもできなかった人は、家族や夫に優しくしようと動くきっかけにもなりますし、多少問題のあった家庭に変わるための契機を得ることができる行動を起こすことができるようにもなるのです。
確かにいけないことをしているという自覚はある、けれどもそういう関係になることで家族との関係をよりよくできているのも事実なので何とか許容しようとより動くことになるでしょう。
その動きが巡りに巡って罪悪感を強めてしまうかもしれませんが、思うところがあった家族や夫と関係をもう一度築きなおすきっかけとしては大きなメリットになります。
優しくすることでより家族のきずなを深めることもできるでしょう。
気分転換が簡単にできるようになる
婚外恋愛をして最も自覚しやすいメリットとしては、気分転換が手軽になったことだという人も多いです。
彼と会うために定期的に時間を空けて、カフェやレストランに出かけることになるので、気分転換代わりに出かけることもできるようになります。
つまらない毎日にちょっとの刺激を求めると同時に、忙しい毎日の気分転換もかねて出かけたいと思っている人には特に大きなメリットになるでしょう。
このような気分転換はあまり頻繁になると家事や仕事をさぼっているとみなされることも多く、けれど気分転換をしなければとんでもなくストレスをため込んでしまうので、ストレスが爆発しかねないような家庭や仕事で圧迫される女性にとっては死活問題とも言えます。
けれども、彼に会うための時間を捻出してみると、それだけ家事や仕事に追われる時間に空白ができるので、気兼ねなく外出して気分転換をすることができるようになるのです。
もちろん、彼に会うための時間を捻出する方法は、それだけでなく隔日でちょっとだけ時間を調整してみるということにも使えるので、この日は気分転換にちょっと出かけようと思った時に色々と調整してみるのも良いでしょう。
気分転換できるか否かは毎日のストレスの解消とともに、相手に会って恋心を思う存分楽しんだり、恋人だからこそできるデートや会話を楽しむ時間を作ることで夫とは違うドキドキ感を味わうこともできます。
恋人との楽しい時間と鬱屈な気分から逃れられる確かな気分転換を同時に味わうことができるというのが、既婚女性が婚外恋愛の大きなメリットの一つになるのです。
婚外恋愛の代表的なルール。本気になってはいけない?
連絡は必要最低限
婚が恋愛において代表的なルールとしては、本気にならないなどもあげられますがそれと同時に連絡頻度を必要最低限にするというものもあります。
婚外恋愛とは言っても、配偶者を裏切っている状況には違いないのであまりにも連絡が多く、こそこそとやり取りをするようになると相手はもちろん自身も配偶者から怪しまれ、疑われてしまうのです。
友人や知人であれば堂々とやり取りをすればよいですし、学校関連や仕事関連で知り合った相手であれば夫に何の気兼ねもなく連絡しても大丈夫な相手になります。
相手がどういう人なのか、どういう経緯で知り合ったのかを知れば夫も納得してくれますし、連絡があったとしても仕事のことかな、学校の役員としての連絡かなと思って探るようなことはしません。
軽くどういう要件だったの?と聞くことはあるかもしれませんが、仕事のことであれば企業秘密や業務内容の秘匿に引っかかることもあるので、言えないけれど仕事のことだと一言伝えればそれ以上は追及してこないのです。
学校のことであれば、役員で話し合う議題についての報告だということを伝えておけば、学校のことに熱心ではない夫は引き下がりますので、追及されたりしません。
こうした連絡の秘匿はすべて頻繁に連絡していないからこそ使えるごまかし方です。
あまり頻繁に連絡せずに、お互いに会いたいなと思ったころに会うための予定や待ち合わせの時刻を決める程度のものに抑えておくと良いでしょう。
互いに怪しまれず、待ち遠しい日々を楽しむためのルールとも言えます。
言いたいこと、伝えたいことは会った時までに抑えておき、連絡は本当に最低限にしておくのがバレない秘訣でもあるのです。
下手にバレてしまうと婚外恋愛だということを否定する暇もなく、不倫だというレッテルを押し付けられ、夫婦の関係によっては即座に不倫を申し渡されてしまいます。
まだ夫にも子供にも愛情があり、裏切っていることに対して申し訳ない気持ちを抱いているけれど、それでも相手のことが好きで会うのをやめられないというのであれば、これを徹底しておかないと連絡頻度によってはポップアップや履歴でバレてしまうので、厳守しておかなければならないルールの一つともいえるでしょう。
自分磨きに注意する
婚外恋愛がバレてしまう理由の一つとしては、自分磨きをやりすぎる、急激に変化してしまうことがあげられるので、二人して相手に見合う素敵な異性になろうと思っても自分磨きをし過ぎないことがルールとしてもあげられます。
自分磨きをするなということではないので、努力していくことは悪いことではないにしても限度を決めておくというのはとても重要です。
急にダイエットやメイク、ファッションに力を入れ始めるとそれだけ周囲の人は怪しむものですし、邪推する人も出てきます。
子供も何となく異変を察知しますし、夫に関しては急に変わった妻がどうしてこのような変化しようと思ったのか分からないまま困惑し、不倫や婚外恋愛をしているのではと思い悩んで疲れてしまうのです。
また、周囲の人にその変化をかぎつけられてしまうと一気に周囲に噂が蔓延していきます。
浮気をしているのではないか、年齢に反して服装がなんだか若すぎる、そういえば前に男の人と一緒にいるのを見たことがあるといったようなろくでもない噂が蔓延してしまう可能性が高いので、その近所に居づらくなってしまうのを避けるためにも、ファッションやメイクの頑張りすぎは少し我慢しておいた方が良いです。
それでもどうにか頑張っていきたいというのであれば、服装を少しずつおしゃれなものに変えていくのが良いでしょう。
頻繁にメイクや服装を頑張るのではなく、仕事で頑張りたい会議がある日だからメイクをしっかりとする、友達と久しぶりにランチに行く日だからメイクもファッションもおしゃれにしているという理由が使えるようなときに自分磨きを今まで以上に頑張ってみるのがおすすめです。
そうした理由があれば他の人は何も言えませんし、理由があっての努力であれば嫌な噂を出すのを抑えることもできます。
また、夫に服装やメイクの変化を受け入れてもらうのであればSNSで発信しながら徐々におしゃれな自分に変えていくのもポイントです。
毎日自分磨きを頑張っている女性であれば、多少大きく変化したとしてもSNSで発信されているのを見れば、もっと頑張ろうという気持ちからメイクや服装を一新したというのを信じてもらいやすくなります。
夫の見ていない間の変化というのが怪しまれてしまうポイントになるので、夫がみられるところで変化を示すというのは怪しまれにくくなるのです。
ただ、何事もやりすぎというのは厳禁ですので、相手のために頑張ろうと思ったとしても少しずつ段階を踏んでの変化にとどめるように話し合っておくのが良いでしょう。
下手に片方だけが頑張りすぎると会っているときの違和感も浮き彫りになり、相手に「自分は彼女に合っているのか」と思わせてしまいます。
余裕をもって、相手のNGを決して侵さない
婚外恋愛において最も重要なルールの一つが心に余裕をもって、相手がNGだというポイントやテリトリーを決して侵さないことです。
心に余裕を持つのは恋愛関係に発展したとしても、自身も相手も大切なものがあることに変わりなく、時には恋人以上に家族を優先するため、余裕がないと嫉妬からしつこい連絡をしてしまいやすくなってしまうからになります。
好き合っているとしても、互いに既婚者であることを念頭に置いて優先するべきものが別にあることを了承してのお付き合いですので、時にはドタキャンもあれば一カ月のうち会える日が一日もないことも珍しくありません。
余裕がない人がそのような会える日もなくドタキャンされるような事態に陥ると、しつこく相手に連絡してしまったり、不満をあらわに嫉妬心全開のねちねちとしたメッセージを送ってしまったりすることになります。
自身がドタキャンする側になった時、そのような事態になるとそんな相手と付き合っていくのはしんどいと思うものですし、何より大事だと思ったからこそドタキャンしてでも優先しなければならないことに理解を示してもらえないことに悲しくなるものです。
だからこそ、相手がドタキャンしても嫉妬しない、焦らない程度の心の余裕をもって接することが重要なルールの一つとなります。
また、心の余裕を持つというのは相手のNGと定めたポイントを踏み込まないことにもつながるのです。
ルールの一つにもなりやすい相手の定めたテリトリーを決して侵さないことは、相手の家族への悪口や相手の事情を深く知ろうとすることなどがあげられ、知られたくない、聞きたくないことを決して言わないようにすることにつながります。
相手が嫌だと思うことを言わない、知ろうとしないというのは心の余裕があってこそ。
彼の妻や子供が知っていることをより知りたい、聞きたいという気持ちを抑えることにも大きく影響し、嫉妬から相手の家族の悪口を言わないことにも大きくかかわるので、相手が「これだけは言わないで」「こういうことを聞かないで」と言ってきた条件があるのなら、それを守るためにも必要です。
余裕をもってお付き合いをすると心がけると同時に、決して相手が嫌がることをしないようにルールに定めておくとスムーズなお付き合いが続いていくとても重要なルールでもあります。
婚外恋愛を長続きさせたい時のポイント。プラトニックなほうが別れずに済む?
別れる条件を決めておく
婚外恋愛を長続きさせようと思ったときにはいくつかポイントがあるのですが、その中の一つに別れる条件を決めておくというものがあります。
それは期間であったり、何か特定の条件を満たした時であったりとカップルによって違いますが、別れようと思った時にすぱりと別れられ、その条件を満たさない限りは長続きさせていくことができるポイントでもあるのです。
長続きさせようと思ったら、相手のために何ができるのかなどを考えることは多いでしょうが、相手のため、そして自分のためを思うからこそ別れるという意思を決定的なものにしてしまうかもしれない条件を今のうちにきちんと把握しておくというのはとても大切なポイントになります。
相手の方から○○をしたら別れる、○○なことを言うならちょっと耐えられないとあらかじめ聞いておけば、相手の地雷原や耐えられないことが分かりますので、注意するべきポイントもわかるだけでなく、相手を決して不快にさせないことで交際がとても長続きしやすいです。
不快に思ったりストレスを感じたりしないだけで、交際というのはとてもスムーズかつ長続きします。
自分が「こういうことをしてくる人とは付き合えない」と思うのと同じで、婚外恋愛するからこそ踏み込んでほしくない部分というのは存在するものです。
その点を守り、別れずに長続きさせていくためにもまずは別れる条件を決めておく、相手の地雷や踏み込んでほしくないのはどんなところなのかを把握しておくというのは大切になります。
これだけは許せないというポイントをあらかじめ両者で把握しておくことで、下手に地雷をふむ交際を避けることもできますし、相手も自身が嫌がる行動を避けてデートプランやレストランなどを選んでくれるようになるので、下手な行動をされたくない、自分が嫌だと思うことをされたくないと思っているのであれば、余計に先に提示しておいた方が良いです。
別れる条件を決めるのではなく、何をされると嫌なのかを提示して「相手の嫌がる行動を控える」というルールでも大丈夫ですが、婚外恋愛だからこそ別れることを念頭においたルールの方が拘束力は高くなるでしょう。
家族を優先し、大切にする
婚外恋愛のルールにおいて、もっとも重要なのが互いに家族を優先し、大切にすることです。
二人とも既婚者で配偶者を裏切るようにして恋愛をしているとしても、家族や配偶者に対してまだ愛情が残っており、大切にしたいと罪悪感を抱いてしまう時点で離婚することは両者ともに頭にない状態とも言えます。
また、こうした不倫に近い行動は怪しまれてしまえばそこでおしまいです。
長続きさせるためにも、普段通りであったり家族を優先して動く姿を家族や周りに見せたりすることで疑われないようにする努力や工夫も必要になってきます。
長続きさせていくためにも、恋ばかりに構っている余裕はないのです。
むしろ、配偶者や子供の方を優先する方が相手にとっても高印象に残ることがあります。
互いに家族のことが大切で、家族の悩みや家での困りごとを相談する相手でもあるというのなら尚更、自身が家族を率先して大切にすることで相手も「いい奥さんだな」「素敵な女性だな」と思ってくれるようにもなるのです。
逆に恋のことばかりで家庭をおざなりにし始めると、相手は家庭を大事にしない女性を軽蔑し、去っていくことでしょう。
例えあなたが本気になったとしても、そんな家庭をおざなりにして他の男と恋をすることを優先する人と結婚しようとは思わないのです。
お互いに家族が大事だから、何かあれば家族のためにドタキャンしてでもそちらを優先すると先に伝えておけば、相手も気兼ねなく同じように家庭や家族のためにドタキャンすることもできるので、お付き合いが始まってその後にドタキャンがあったとしても「家族に何かあったのだろうか」と心配することはあっても、嫉妬することはほとんどありません。
深入りせずに楽しいところだけ楽しむ
婚外恋愛において自身に課しておきたいルールの最も重要なものが、深入りしないことです。
婚外恋愛は決して許されない恋であり、相手も自身に配偶者がいることを念頭に置いてつかの間の恋愛を楽しんでいるようなものでもあります。
だからこそ、互いに家族を優先するし、時折会ったとしても体の関係を持たずにお茶や食事をして帰るだけというデートが多くなりがちです。
互いに深入りしないので楽に交際することができますし、深入りしないことで踏んでほしくない地雷や自身がテリトリーだと判断する話題などにも触れないので、気軽にお付き合いができる状態に持ち込むことができます。
あまりに深入りして相手に本気で恋をしてしまっても、離婚することはできません。
仮に離婚したとしても自身の家庭が崩壊するだけでなく、それを伝えられた相手の家庭もボロボロにしてしまう可能性も否めないので、互いのパートナーを傷つけるだけでなく、お互いの社会的地位や名誉も失うことになります。
後に残るのは不倫をしたカップルであったという噂、実家や周囲の人間からの叱責や好奇の目線だけと思うとぞっとするものです。
だからこそ、婚外恋愛では深入りしないことをモットーにして、相手と一緒に居られる時の楽しさ、会えるまでの相手の待ち遠しさなどを楽しむだけにしておくのが長続きのポイントになります。
婚外恋愛はこう終わらせる。キレイな思い出になるよう別れる方法
終わりにしたいと行動で表す
婚外恋愛はお別れの際も色々と悩むことが多いです。
特に別れ話に関しては人によっては逆上したり、もう少し続けていたいと思ってしまうこともあったりするので、別れ話をすると余計にややこしくなってしまう人もいます。
相手が別れ話をして非常に面倒な状態に陥る人だとある程度察しているのであれば、相手からの行動に対して終わりにしたいと行動で表していきましょう。
お誘いがあったら何らかの理由を付けて断る、思い出の場所などには近づかないなどの行動を徹底しておくことで、言外に別れる意思を表明することができます。
相手も最低限度の連絡でやり取りしていたのであれば、断られることが続き始めると相手がお別れしたいと思っていることを言外に悟りますので、下手に連絡をしつこくするとバレてしまう危険性からも、そのまま婚外恋愛としての連絡を控えて自然消滅するようになるのです。
簡潔にお別れを告げる
お別れすると決めたのであれば、相手が誠実に接してくれ、なおかつきちんと話を冷静に聞いてくれる人なら簡潔にお別れを告げるというのも方法になります。
話しをきちんと無下にせず聞いてくれ、感情的にならないように抑えてくれる人だからこそのお別れなので、感情的になってしまうところがあるのなら自然消滅を狙って連絡をしなくなる方がずっと安心して別れることができるでしょう。
しかし、許されない恋愛とはいえ、異性として誠実に接してくれていた相手であれば誠実にお別れも告げて、きれいさっぱり別れたほうが良いというのは誰しもが思うことです。
であれば、理由をいくつも並べて言い訳がましくお別れするのではなくきっぱりと先に別れることを告げて、そのあとにどうして別れるのか、別れたいと思ったのかを伝えたほうが相手も納得してくれます。
人によっては納得するまでに多少時間が欲しいと伝えてくることもあるでしょうが、片方がもう恋愛できないと告げてきた以上、継続するのは難しいと相手も分かっているはずです。
簡潔に伝えてあげることが誠意のある対応になることもあるので、はっきりと簡潔に伝えておきましょう。
期限を定めておき、それ以上の復縁もないことを伝えて別れる
別れる際に綺麗な思い出としてしまえるように付き合いたいと思っているのであれば、最初のうちから期間を決めておくというのも方法です。
期限付きであれば恋愛も意外と盛り上がるものですし、継続したいと思ってもどちらかが期限が来たからと断ればそれまでなので、あえて期間を設定したうえでの交際をスタートさせるというのも綺麗に別れるための方法になります。
期限を定めておけば別れるときにもすっぱりと別れられることが多いですが、それ以上に復縁は無いということを伝えるのもポイントです。
別れ話をする時、男性が最も嫌がるのが復縁できるかもしれないと期待を抱かされてしまうことですので、下手に期待を持ってしまうともしかすると行けるかもしれないと思って行動に出てしまう人もいます。
結果、復縁できないと後から分かってしまうとそれまでの時間や努力を返せと言いたくなりますし、意味深なことを言った女性に対しても怒りがこみあげてくるのです。
だからこそ、相手が期待を持たないように先に復縁することはないとはっきりと伝えておくことで、相手も期待を持つことはなく、そのまま綺麗にお別れすることができるようになります。
婚外恋愛はプラトニックな関係であることがほとんど。既婚者だからこそ楽しめる恋愛観と余裕で交際しよう
婚外恋愛は不倫と同一のように見えて、プラトニックな関係を築いているカップルが多かったり、優先順位が互いに家族であったりと不倫にはないものがたくさんあります。
互いに既婚者だからこそ優先するものに理解を示すことができるというのも大きなポイントで、ドタキャンや急な予定の変更にも理解を示し、互いに納得できるというのもまた不倫と違って下手な修羅場が起きない理由でもあるのです。
ただ、婚外恋愛という言葉を使っていたとしても他の人から見れば不倫も同じ、いわゆるW不倫の状態であると思ってしまうのも仕方のないことでもあります。
互いにプラトニックな関係を築いていたとしてもバレてしまえば「○○さんの旦那さんが女性と一緒にいた」「○○さんの奥さんが男と一緒にいた」というような風評被害や邪推は免れません。
他の人から見れば既婚者同士でも恋をしていたなんていうのは言い訳に過ぎないのです。
けれど、既婚者だからこそ楽しめる恋愛観を婚外恋愛では実感することができます。
決して許されないけれど、自分にとっての心のよりどころの一つ、相談や悩みを打ち明けられる数少ない人という大切な相手になることで、確かにお互いに良い変化をもたらしてくれるでしょう。
そのためにも、相手の配偶者に嫉妬してとんでもない行動を起こさないために、心に余裕をもち、決めたルールを守って婚外恋愛をすることを心がけてくださいね。