不倫関係というのはカップルによって様々で、肉体関係ありのものもあればプラトニックな肉体関係のない交際を進めている人もいるなど、本当にカップルによって求めるものが違い、その結末も違います。
そんな不倫関係は肉体関係があれば不利になりやすいものですが、プラトニックな関係を築いて維持していくのもまた大変なことです。
欲求不満が改善されることはなく、さらに二人が深くつながり合ったような感覚を得ることもないでしょう。
しかし、それでも不倫関係をプラトニックなまま続けていくのはなぜなのでしょうか。
辛いのか、それともどこか満足感を得られるのか、気になるプラトニックな不倫関係についてこの記事では紹介していきます。
プラトニックな不倫関係に憧れがある人は、内緒の恋人を作る前に肉体関係を結ばなくても幸せに交際していける方法についてもチェックしてみてくださいね。
手をつなぐ以上は関係を持たない?プラトニックな不倫関係がいい男女の心理
家庭が上手く行っていないからこそ、寄り添ってくれる人が欲しい
セックスなどの肉体関係を持たず、純粋な交際のみを目的とした不倫をする男女の場合はその心理の中に家庭が上手く行っておらず、誰かに寄り添ってもらいたいという気持ちが強くあります。
家庭において居場所がなく、誰にも相手にしてもらえないような状況に陥っている、夫婦関係が破綻しかけており、話をしたりするのも嫌になっているような状態であれば、他に自身に寄り添ってくれる人を欲しがるのは当然です。
だからこそ、セカンドパートナーを欲して不倫関係に発展していきます。
しかし、家庭が上手く行っていないのであれば肉体関係を持ちたがる人もいるのですが、その中でもプラトニックな関係を希望する男女の多くは、ただ自分の傍にいてくれる人を欲しているだけなのです。
居場所がないからこそ居場所になってくれる人が欲しい、もっと話をしてくれる人や話を聞いてくれる人が欲しいと思い、セックスなどの性的な欲求による行動を後回しにしてしまいます。
とにかく居場所がない家でできない行動をしたい、話や触れ合いをしていきたいという思いの方が強いからこそ、純粋な気持ちのみのお付き合いになるのです。
特に家庭環境の悪化というのは男性の場合は仕事のことも含まれます。
仕事が上手く行っていないからこそ家庭への不満が増長してしまうケースもあるので、その不満を溜め込んでしまう前に吐き出して、愚痴をきちんと発散できるような場を整えてくれる女性を欲するのです。
また、女性も夫からの扱いに耐えかねているのもあり、自身の求める夫の理想像を叶えてくれる男性を求めて不倫を始め、さらに自身の求める夫婦の触れ合いややり取りを重点的に行えるようになりたいという気持ちから、肉体関係を持たずに双方の理想を叶えるための努力をするようになります。
生活環境に対する不満を受け止めてくれる人を欲している
純粋な男女の触れ合いのみの関係を求める男女の中には、生活環境に対する不満を受け止めてくれる人を欲しているカップルも多いです。
自分たちの生活の中でも必要不可欠な人間関係から始まり、仕事の不出来や他の人たちの力量不足に対する不満、そして自分の理想とする結婚生活や仕事の成果と現実とのギャップの大きさが相まってどうにもならないようなやるせなさといったものが原因で不満を溜め込んでしまって発散できないまま鬱屈とした状態で生活している人もいるでしょう。
そうした生活環境における不満は家族に聞いてもらうことが一番なのですが、家庭環境によっては簡単に話を聞いてもらえるような状況にない、話を聞いてくれる人がいないといったような場合になると不倫に走ってしまうケースもあります。
生活環境に対して不満がこれ以上なく溜まってしまうと誰かに吐き出さなければやってられないのは誰しも同じ。
けれど家族には吐き出せないので、他に相手を欲してしまうようになれば肉体関係なし、ただデートをしたりお話をしてお茶を飲んだりするような関係のみで収まる程度の仲で満足するので、プラトニックなままのお付き合いをして行けます。
つまらない毎日にときめきが欲しい
プラトニックなまま内緒の恋を発展させていく男女の場合、交際することでつまらない毎日にときめきを欲しいと思ったからこそ交際を決めたというケースもあるのです。
結婚後の生活は安定感があり、平穏で毎日を淡々と過ごしていくような感覚があります。
人によっては仕事に行って家事をして、それから寝て次の日にというサイクルを回しているような感覚を覚えることもあるでしょう。
そして休日にたまに普段とは違う生活のリズム刻み、変化をつけるだけ。
そんな毎日を過ごしているとどうしてもつまらない、ときめきが無くて結婚生活がひどくあっさりとしたものに見えて仕方がなくなってしまいます。
子供がいるのであれば子供に関することで色々な変化があるでしょうが、まだ子供がいない、もしくはすでに子供が独立していて夫と二人きりでつまらない毎日をただ過ごしているというような状況であれば、毎日のちょっとしたところでときめきが欲しいと思ってしまうのです。
そんなときめきを欲したとき、女性が求めるのがセカンドパートナー、いわゆる秘密の恋人になります。
内緒で付き合っている背徳感、こっそりとデートをする秘密で溢れる日程と普段過ごしていた日常では考えられないものがたくさん溢れるのです。
中でも夫以外の男性とデートや食事を共にすることで、ときめく気持ちがよみがえることもあるでしょう。
プラトニックラブを辛いと感じてしまう不倫中の男女の心理
関係性をすぐに終わらせられるようにしたい
プラトニックな不倫関係はそれなりにメリットがあり、感情的にも満足いく何かを得ることができる交際ではありますが、だからと言ってすべての人たちがそのプラトニックラブに十分満足できるわけではありません。
純粋な愛情のみの交際に不満を覚え、つらいと思ってしまう男女もいるのです。
そんなつらいと思ってしまう男女の心理として、関係性に濃密なものを望んでいないケースも多くあります。
不貞の間柄というのはカップルの数だけいろいろなものがあるものですが、基本的には遊びや肉体的な欲求不満を解消するためだけに簡単に結んだものという人は非常に多いです。
男女ともにそれを納得していて、途中どちらかが本気になる場合もあるとしても何かがあればすぐに別れられるような関係を望んでいます。
多少未練は残るかもしれませんが、それでも破局する必要性があると思えば仕方ないと納得して別れられる人たちが多数存在しているのです。
しかし、そんな簡単に別れられる希薄な関係性の普通の不倫と違い、純粋な愛のみで不貞を続けている人たちは別れることに簡単に納得しません。
彼らは体こそつながっていないものの、強い心で結びついている状態と言えます。
体をつなげるだけでは得られない強固なつながりを得ているも同然ですので、それだけ別れるという話題が出てしまうと納得するまで話し合いが必要なケースが多くなり、なかなか別れることができないまま、配偶者に不倫を疑われてしまう場合もあるでしょう。
人によっては感情的になった挙句、別れる別れないの喧嘩を繰り返してしまうほどに相手と別れることを強く拒否します。
どうにか納得したとしても強く未練が残ってしまうので、どうにかやり直せないか、復縁の可能性は無いかと考えてしまい、連絡してしまう人もいれば、どこかで偶然出会った時に「やり直せない?」と直接聞いてくるような人も少なくありません。
別れることに対して強く拒否してしまうのがプラトニックな二人ですが、そんなプラトニックな関係をあまり望んでいないのであれば相手は必ず肉体関係を迫ってくるか、別れる際にもめ事を起こさないように交際前に色々な条件を付けておくなどの準備を怠ることはないでしょう。
欲求不満の解消だけで十分
不倫恋愛には本気になる人もいれば、本気になることなく遊びで付き合う人もいますが、ある程度の年齢を達すると遊びで不倫に走る人は多いです。
中でも中年と呼ばれる年代の男女になると子供も独立して夫婦関係も一定の線引きをしたような安定感を残して、代わり映えのない日々を過ごすことになります。
こうした代わり映えのない日々であっても、男女ともに性欲は溜まっていくのですが、夫婦間で性欲の差が出始めているのなら相手をしてもらおうとしても難しいところがあるのも事実です。
だからこそ、性欲の発散のために相手を求めて不倫を始めようとします。
こうした性欲発散のため、欲求不満の解消のために不倫を始める男女はひたすらに目的が達成されればそれでいいと思っているところがあるのです。
性欲発散であればとりあえずセックスをするだけの仲であればいい、楽しく遊べる関係であればいい、そんな目的の達成や自身の満足を最優先とした二人であることを望むため、プラトニックな二人ともに満足することを前提に、穏やかに続いていく関係というのは少々つらいと感じてしまいます。
どうにか自身の欲求を発散させたいと思う気持ちがある限りは、純粋な愛情のみでつながるのは難しいでしょう。
未練を残さず別れられる
プラトニックな二人の関係は感情や気持ちの部分で強くつながる場合が多く、肉体関係にないからこその特別な仲を構築していく人たちもたくさんいます。
けれど、その分感情や心の部分でつながるからこそ未練の残り具合はひどいケースが非常に多いです。
別れましょうという言葉一つで取り乱し、別れようにも別れられない状態に陥り、最悪の場合は未練たらたらの状態で破局してしまい、会うたびに気まずい雰囲気になるのはもちろん、以前のように話しかけることができなくなるといった弊害も出てきます。
こうした強い未練は男女ともに残り、どちらともが引きずってしまうなどのケースも存在し、カップルによっては別れたは良いものの、結局未練が強く残りすぎてしまって復縁して、不倫関係がバレてしまうようなケースもあるのです。
相手のことが忘れられないほど未練が残ってしまうような関係を、プラトニックな関係が苦手だと思う人、つらいと思う人は望みません。
別れるときは別れる、危ないと思ったら二人のためにも離れる、それが不倫恋愛というものです。
特に遊びや欲求不満のための関係だと割り切った二人であれば、未練は多少感じてもそれを振り切って二人の未来のため、そして関係を何としても秘密にするためにも心残りをすべてなかったことにする勢いで別れます。
どちらかが本気になって未練を訴えてきたとしても、それを非情と言われようと切って捨て、お互いのために別れる選択肢を選べる人もまたプラトニックな関係をつらいと思ってしまうのです。
会うたびに感情のつながり、心を通わせて強くなる絆にどんどん未練が蓄積されてしまう交際方法でもあるので、別れるときはどのように自分が振るまうべきかを考えるときにも、あまり良い考えが思い浮かばないことも多いでしょう。
当然ですが、相手を忘れるようにする、連絡先を消去するといった決断にも時間がかかってしまう人も珍しくなく、相手からもしかすると連絡がまた来るかもしれないと淡い期待を抱いて待ち続けてしまうような事態になることもあります。
待ち続けるとそれだけ配偶者からバレてしまう危険性が出てくるので、未練が残ってしまったが故の期待、待ち続けるという決断はとても危ない決断にもつながってしまうでしょう。
自身と相手を守るため、別れると決めたらきっぱりと連絡を絶つことを迷わない人も、プラトニックラブがつらくなってしまいます。
プラトニックな不倫がもたらすメリット
関係が発覚しにくい
普通の不倫と違い、プラトニックな仲を貫くからこそのメリットというものは確かに存在します。
そのうちの一つが普通の不倫よりも関係が発覚しにくいというものです。
性的な関係を築いていないので、男女の仲特有の雰囲気がないのももちろんですが、休日に無理をして出かけることや仕事終わりにどこかに寄って帰るといったことをしないケースもあるため、日常生活のサイクルの変化による不倫バレがほとんどありません。
デートの際も二人してどこかに出かける予定を作り、その出かけた先で偶然出会ったなどのシチュエーションを作れば不倫とは思われませんし、食事やお茶をしていても「偶然会って話をしているとお昼の時間になったので、一緒にご飯を食べていた」「偶然会ってお茶を一緒にし、そのあとすぐ別れた」そんな言い訳が通用しやすいので、恋人としての会話以外の内容をきちんと話せるのであれば、お互いの家庭のお悩み相談のようなものだと思われるケースも多いです。
肉体関係がなく、無理に出かけていかない、おしゃれをしないといった日常生活における変化があまりないからこその気付かれにくさというのはあります。
男性の場合はホテルなどを利用した物的証拠を押さえられたり、車のドライブレコーダーやカーナビの履歴によってホテルなどを利用したことがバレたり、女性の場合はおしゃれに凝って服を新しく購入したり、メイクが以前よりもしっかりとしたものになるなどの変化が表れるのです。
しかし、プラトニックな関係の場合はホテルに行くことなく、性的な欲求を掻き立てるようなおしゃれやメイクによる魅力のアップを図る必要がありません。
穏やかな日常や家庭において不満に思っていることをお互いに補填するような関係でもあるので、おしゃれもほどほど、メイクもナチュラルなものに抑えて食事やお茶を楽しむような時間を持つカップルがほとんどです。
あまり遠くの店に行く必要がないのであれば車を使う必要性もなく、ドライブレコーダーなどでバレたりしません。
例えレシートなどが発見されたとしても、喫茶店や軽く入れるようなレストランなどであれば休日に出かけたり、仕事の昼休みに行ったりしたのではないかと思われるので、言い訳も非常にしやすいです。
体の関係があれば相応のデートコースを設定しなければならないため、物的証拠も残りやすいのですが、プラトニックはそのような凝ったデートをする必要もないのでバレにくくなります。
通常の不倫よりも罪が軽く判定される
不倫がバレると相手の奥さんや自身の夫から訴えられ、慰謝料を請求されてしまうのはよくあることで、程度によってはあまりにも高額な慰謝料を請求されるだけでなく、接近禁止命令や親権の譲渡を求められるなど、不倫をした有責配偶者側にひどくつらい条件を突きつけることもしばしば。
この重たい判決のポイントとして考えられやすいものが、不倫恋愛が一人を対象にした継続的なものであるか、肉体関係を築いていたかどうかです。
不倫恋愛が複数人が対象である場合、長期的なものとしてその交際が認められにくく、たまたま食事を一緒にした、飲みに行ったというような関係であるのではないかと言われてしまうケースが多くなります。
他の人にも目移りしていたのだという証拠があるのならともかく、証拠がないのであれば他の複数の女性と偶然一緒になったと判断されてしまうのです。
しかし、一人を対象に長期間不倫恋愛をしていたのであれば話は別。
たった一人と時間をずっと過ごしているのであればそれはもう、その人のことを異性として認識し、そのように交際していたと判断されてしまいます。
そのため、不倫をしていたと断じられるのです。
肉体関係も同じく、関係してしまった以上それは他の判断基準をすべて飛び越えるようなこれ以上ない有責判定を下すに足る証拠や証言になります。
肉体関係を持っているというのはその相手が複数人だろうと1人であろうと、簡単に有責だと判決をされてしまうのです。
一度判断されてしまえば、慰謝料の支払いなどは免れません。
それを前提とすると、肉体関係がないプラトニックな関係というのは非常に大きな有責判定を覆せる可能性のある交際なのです。
1人の相手とずっと時間を共にしていたというのは確かでしょうが、決定的な肉体関係という証拠がないので、不倫として判断されてもかなり軽い処分や要求に引き下げられます。
もちろん、不倫という悪いことをしているのでその事実を知った人たちからの叱責や悪い噂などは覆られないでしょうが、その後の生活などにも直結してくるお金の問題などはかなり軽くできるので、離婚を前提とした調停や離婚の判決後における金銭的な負担からは多少逃れられるでしょう。
再婚を視野に入れて離婚の決断をした人であれば、相手の異性に金銭的負担をかけることなく一定期間おいて、周りからの理解が得られると同時に再婚することができます。
相手に飽きられず、生活に満足感が広がる
性的欲求を満たす行為をしない、ただ単純なふれあいのみで交際を発展させていきたい人の場合、実は相手に飽きられることがほとんどないというのも大きなメリットです。
体の関係を築いてしまった不倫カップルの場合、性行為におけるマンネリやつまらなさ、相性の悪化などが即座に飽きにつながっていきます。
毎回毎回同じような内容の行為をして、何の新鮮味も感じないような状態はもう交際を続けていく意味がないのではないか、互いにつまらないからこそ離れたほうが面倒くささやバレてしまう危険性も抑えられるのではないかとも考えられ、別れることに対して積極的な心理状況になってしまうことも多いです。
男女どちらが飽きを感じるのかはわからないものの、それでも簡単に飽きられるような関係になりたいと思う人はいませんから、性行為を含めた交際をしている人は意外といろいろな試みを試してみて、どうにか異性が離れていかないように四苦八苦しています。
けれど、そうした行為をせずにひたすらに単純なやり取りやふれあいのみで関係を維持しているカップルは、話す内容も多岐にわたり、簡単にデートや食事に行くだけで充分な満足感を得ており、体の相性などを考えることなく過ごせるのもあってなかなか飽きません。
また、互いに自身がしゃべりたいことをきちんと聞いてもらい、家族や友人とは違う異性と買い物や食事に行くという普通の休日ではありえない行動によって、適度な刺激を得られるのもあり、毎日の生活に満足感を感じられるようになります。
肉体関係なしでも幸せや愛されている事を実感できる不倫相手との付き合い方
趣味や仕事など、共通していることで心が満たされている状態を維持する
肉体関係なしでも仲良くできていると思っていても、やっぱりどこか体の関係があるからこそつながれる部分もあると思い、自分が女性として幸せなのか、愛されているのか不安になってしまう時もあります。
けれど、そうした肉体関係なしでも幸せや愛されているというのを実感できるようになるためには、付き合い方に少し工夫が必要です。
その工夫の一つが、毎日の生活においてお互いの心が満たされている状態での交際にすること。
毎日仕事や趣味で忙しい日々を過ごしていると、何かしらの区切りがついたと同時に「やり遂げたー!」「終わったー!」と満足感と達成感に満ち溢れ、性行為以上の心地よい感覚に見舞われます。
そのため、無理に性行為をしなくても十分に話し合いや食事のみで満足感を抱き、真摯な対応や確かに大事にしようとしてくれる相手の素振りから、自分はきちと愛されていると自覚し、楽しいお付き合いにしていくことができるのです。
心が満たされているような状況を作るのであれば、夢中になっている仕事でも別段構いません。
けれど、やはり最も相手との話が盛り上がるのが仕事や趣味ですでに心が満たされている状態のカップルでしょう。
心がすでに満たされているカップルの場合、体でつながる必要性を感じず、むしろその満たされた状態を自身が良く実感するためにもと思い、話や触れ合いを好み、一緒にいるだけでも十分だと感じるようになります。
一緒にいても物足りない、もっと満たされたいと思うからこそ体の関係を求める人が多いので、体の関係が必要ないほど満たされているのであればベッドに行くこともありません。
体の関係を築いてしまうとそれだけ相手のことで悩む機会も増え、絶対に飽きられないようにしなければならないといったプレッシャーも強くなります。
けれど、仕事や趣味に満足できているのならお互いの話をしているだけで時間が流れていき、いつの間にか会える時間の終わりが来たという人もいるのです。
満足できる毎日を過ごしており、さらにそこに不倫相手がしっかりと話を聞いてくれるような状況であれば、なおのこと満足できます。
ハグなどのスキンシップはしっかりとする
肉体関係を築かないとはいっても、ハグやキスとはいったスキンシップはしっかりとしなければならないのも、上手にプラトニックな愛を貫いていくために必要なことです。
どれだけ心が満たされているとしても、自身が愛されているという証拠がなければどんな我慢強い異性であっても交際に対して不安を持ち、体の関係を築いて不安をどうにか払拭しようと考えてしまいます。
けれど、体の関係を築くのが嫌、プラトニックなものを貫いていきたいと思うのであれば相手がしっかりと愛している自身の気持ちを理解できる愛情表現が必要なのです。
言葉だけではまず愛されている実感が湧かないことの方が多いので、行動を付け加え、スキンシップを取るようにしましょう。
最初は軽く肩に触れたり、手を握ったりして触れ合いに対して相手が嫌がらないかを確認し、そこから少しずつ時間をかけて触れ合いのランクを上げていきます。
最終的にはハグやキスを軽くできるような状態にしておくと、それだけ触れ合って愛を確かめたい、言葉だけでなく触れ合いからも互いの愛を確認したいと思ってもらえるので、言葉を尽くすよりも素直な愛を実感してもらえるでしょう。
お互いに我慢しすぎない
プラトニックな愛や交際を続けていくからには、二人でまず決めておきたいのがお互いに我慢しすぎないことです。
体の関係がないからこそ、男女ともに色々なことを我慢してしまいます。
奥さんや旦那さんとの話をしてセックスや夜の話になると嫉妬してしまうのと同じで、どうしても自身が入り込めないような話をされると我慢してそれをどうにか聞く、という嫌なサイクルが生まれてしまうでしょう。
交際している以上どうしてもお互いに対しての不平不満は生まれてしまうものですが、体の関係のないカップルの場合はそうしたものを相手に素直に言っていいのかが分からなくなってしまう例も少なくありません。
どうしても深くつながって、何でも言い合えるような仲になっていると胸を張って言えるのか、自信がないまま曖昧にしてしまっているカップルもいるので、自分たちに対して不満があったとしても口に出さずに溜め込み、ずっと我慢し続けてしまうのです。
けれど、交際している、それも様々なものを発散するきっかけになるセックスなしの関係であればその我慢はだんだんと交際に対しての負担に変化していきます。
負担が大きくなれば交際していても楽しいと思うことはなくなり、最終的には別れ話に発展していってしまうケースもありますので、お互いが我慢すればいいという認識を持たないことが第一です。
交際前に「お互いが不満だと思ったことは冷静に話し合えるようにする」という約束をしておくのがおすすめになります。
また、そうした我慢が限界に達してしまうと口喧嘩などの可愛いものではなく修羅場のような言葉の応酬になって、せっかく話し合う機会を設けたとしても台無しになってしまうことだってあるでしょう。
話し合いをするのであれば冷静に、そしてお互いが納得できる落としどころを見つけられるようになるまでとことん話して解決しようとするといった行動や約束事をきちんと公言しておくのが良いです。
もっと上手に付き合っていきたい、二人ともが納得して満足できるような交際関係にしておきたいと思うのであれば、二人が我慢し続けなければならないような苦痛の交際にならないようにいろいろなことを手回ししておくのが良いでしょう。
他の人に相談できるような関係ではないからこそ、尚更お互いがきちんと話し合って問題を解決できるようになるチャンスは貴重ですよ。
プラトニックな不倫関係を抜け出したい時に試してほしい事
連絡を絶対に途絶えさせる
プラトニックな不倫関係であっても、どちらかの立場やバレてしまっているのではないかという不安から、関係を辞めて抜け出してしまいたいと思ってしまうこともあります。
けれど、心や感情といったものでつながる不倫関係は普通の不貞よりも別れるのが難しく、切り出された側はほぼ確実に相手を引き留めようとする動きや言動を取り始めるのです。
しかし、どうにか今の曖昧な関係を抜け出して辞めてしまいたいと思うのなら、まずは連絡を必ず途絶えさせることが重要になります。
別れ話をしていないときから少しずつ連絡を取らないようにしていくと、相手の方も交際に関して何か思うところがあったのか、もしかすると別れたいと思っているのではないかと思うようになってくれるでしょう。
多少連絡をしない日を多くしてから、別れを切り出し、そのあとは絶対に連絡があっても返事も折り返しもしないでください。
返事や折り返しがあるということは、まだあなたに対して付け入る隙があり、どうにか頑張れば復縁することも夢ではないという現実を男性に表しているのです。
別れたいという言葉の後、完全に連絡が無くなってしまったのであれば、多少納得できるように話し合いの機会を直接訪ねて設けてもらうことはできても、それ以外の望みはないとあきらめがつくのですが、連絡を折り返してしまうと男性がその折り返しや返事をきっかけにやり取りをもう一度復活させようとしてきます。
相手ともう関係を持たないというのであれば、連絡自体を絶対にしないようにしましょう。
二人きりで会うのをやめる
相手と関係を持たない、もうこの関係を終わりにすると決めたのなら連絡をしないと決めるのと同時に、二人きりで会うのをやめるようにしましょう。
二人きりで会う機会があると、連絡を途絶えさせてもそれが何かしらの原因によるものであり、まだ別れたいと思っていないと相手に思われてしまいます。
まだ継続する意思があると考えられるかもしれないと思うと、連絡を絶つのと同時に二人きりで会うのを辞めることで、もう不貞の仲は終わりだと言外に彼に伝えることもできるのです。
もちろん、はっきりと言葉に表さなければ彼には本当の意味でのお別れは伝わらないでしょうが、それでも何かしらの終わりを感じさせることくらいはできます。
どうにかできないかと彼を悩ませてしまうでしょうが、なかなか別れられずにずるずると彼との関係を続けて後悔してしまう前に、別れると決めたのであればもう二人で会わず、必ず誰かと一緒の時にしか会わない、しゃべらないと心に決めましょう。
直接はっきりと関係を辞めたいと伝える
関係性の破棄を申し出るのであれば、プラトニックだからこそ直接はっきりと伝えなければなりません。
最悪の場合は連絡を絶って音信不通にしたうえで自然消滅というのも手ではありますが、ご近所だったり、職場の同僚であったりするのなら非常に顔を合わせ辛くなってしまいます。
今後もその人と関わりのある状態が何かしら続いていくというのであれば、けじめをきちんとつけておいた方が顔を合わせた時にきまずさや申し訳なさというのが多少は薄らぎ、それ以前の対応になるように徐々に二人が動き始めるでしょう。
はっきりと伝えることで相手の方も回りくどい言葉や行動で振り回されたりせず、別れたいという希望をそのまま素直に受け取ることができるのです。
もちろん、別れたくないと彼は強く訴えるでしょうが、はっきりと伝えるようにすることで彼が諦めてくれるのも早くなります。
何が嫌なのか、どうして別れたいのかなどの別れたいと思った理由についてもちゃんと伝えてあげてください。
そうすれば、のっぴきならない理由で別れなければならない、好意が薄らいでしまった原因について彼も理解し、別れを受け入れてくれやすくなります。
体ではなく心と感情がつながるのがプラトニックラブ。ただ、未練が強く別れにくいので注意
プラトニックな不倫は、今では多くの人が経験していると同時に非常に有名になりつつあります。
体の関係がないからこそ発覚しにくく、けれども日常生活において不満に思っていることを補い合うセカンドパートナーができることで、感情や精神の安定を図れるのもあって家庭環境があまり良くない男女が自身の理解者を求めて不倫に走るのです。
そうして出会った男女は互いの思い、感情を分かち合って理解し合うため、強い心のつながりや感情のつながりを持ち、体だけをつなげていく関係の二人以上に強く確固たる絆を持っていると言っても過言ではありません。
けれど、感情や心のつながりが強いからこそ別れるときには未練が強く残ってしまいます。
未練が残れば残るほど、別れるときには弊害が起きてしまい、最悪の場合は別れられずにずるずると関係を持ってしまい、最後には配偶者にバレて裁判を起こされるような事態に発展するかもしれません。
強いつながりを絶つのは誰であっても躊躇するものですが、プラトニックラブの場合はより確固たる強さが必要であり、もう二度と彼と連絡を取らない、二人で会わないことを徹底する覚悟も必要になります。
メリットデメリット、それぞれをきちんと把握してプラトニックな不倫関係を築いていきましょう。